今回プレイしたゲームは以下の通り。
『グリモリア』
今回の当たりゲー。
毎ターン
「各自、使う呪文を選択し同時に公開する」
↓
「発動の早い魔法からは効果を解決し、同時に場札を獲得」という手順を繰り返し勝利点を増やしてゆくというシステム。
最大の特徴はプレイヤーが各自魔導書を持ち、使いたい魔法にしおりを挟んで一斉に公開するというところ。
魔導書の中身は皆同じなので選択しうる行動が運に左右されないし、
いかにも魔術合戦してる感があって非常に良いです。

↑肝心の魔導書がどれなのかいまいちわからんですね・・・
魔法の効果はアイテムやコインを得る、他人を攻撃する等様々ですが
強力な魔法ほど発動が遅く良い場札が残らないというジレンマが…
ルールが明快、どんでん返しも可能と好印象な要素が多く非常に完成度が高いと感じました。
これ、調べてみると
日本製の同人ゲーがドイツで商品化→色々受賞後日本に逆輸入という変わった経緯をたどっているようですね。凄い話だ。
『フィルシーリッチ Filthy Rich』店の看板を出して広告収入を稼ぎ、さらに看板を増やしてゆくゲーム。

3×3の透明バインダーに看板を立て、D10を振って対応した位置の看板に広告料が入るというシステム。
面白いのは、
この透明シートは4枚あり、重ねることで奥の方の看板が隠れてしまうというところ。(通りの奥の方にある看板は大通りからだと見えにくくなる、という)
バインダーのページは毎ターンランダムでめくられるので、どの層に看板を立てるかが重要になってきます。
この斬新な発想は素晴らしく、流石リチャード・ガーフィールド!と言いたいところなのですが・・・
やってみると拡大再生産の効果が大きく、トップ目はどんどん有利になっていく一方、
序盤に使いやすい看板が回ってこなかったり運悪く広告収入が入ってこなかったりすると
全くゲームに参加できないまま終わってしまう恐れがありどうにもバランスが悪く感じました。
看板が重なるというアイデアは素晴らしハのに、もうちょっと何とかならなかったのかと…
ハウスルールで改善してゆけば化けるかも…?
『キャメルアップ』ラクダによるレースゲーム。
とはいってもプレイヤーは特定のラクダを持つ訳では無く、着順を予想し資産を増やしてゆくというもの。
レースには中間ポイント的な着順と、最終順位がありこの両方の「一位」と「ドンケツ」を並行して予想していく必要があります。

ラクダは
「同じマスに止まると縦に重なる」「下のラクダが動くと上のラクダも同時に進む」と言う性質がある為、ダイス目は1~3しかないにも関わらず移動順と出目によっては一気に前進する可能性があり油断できません。

ピラミッドがダイス壺になっていて、ランダムなダイスを確実に一つだけ振ることができるというナイスなコンポーネント。
基本ダイス目の運ゲーかと思いきや、手番でどう行動するかの選択肢が多くなかなかエキサイティングなゲーム展開が楽しめました。
『ラブレター』超軽量の推理系カードゲーム。
手札一枚でプレイ、手番に一枚ドローして一枚捨てる、そして捨てたカードに対応する特殊効果が発動。
その結果プレイヤーが脱落する事があり、最後まで生き残れば勝ちと言うもの。

他人からの攻撃(場合によっては自分が発動した特殊効果)で突然死するのでなかなか理不尽なんですが、
ワンゲームが下手したら一分とかで終わってしまうハイスピード展開なので気になりません。
あまり深く考えず勢いでワイワイ楽しめる、シンプルな良ゲーでした。
ちなみにコレも元は同人だったようですね。
『暗殺狂時代』例大祭の時に東京で買った同人ゲー。写真撮り忘れ。
回ってきたカードで役を作るタイプのドラフトゲーム。
「ドラフトにしては重い」
と言う評価で、確かに一回の集計に時間がかかるなと感じました。
一通りルールを把握した上で、他人の役を推測しながらプレイできるよう
になればなかなか面白いのではないかなーと思うのですが。
割とゲーマー向けな感じですね。
『狼と羊のピースフルワールド』これまた東京で買った同人ゲー。
基本的にインディアンポーカーなんですが、
周囲の状況を見て即座に行動する必要があるアクションゲームとなっています。

これも写真撮り忘れたので後日撮影。

↑カードは「狼」一枚と数字の違う「羊」達。

↑自分のカードだけ見えないようにかかげます。
皆で一斉にカードを公開したら、
羊は年の若い(数字が小さい)順に逃げる(「メー!」と言って中央にカードを投げ捨てる)
狼は羊が逃げ切る前に襲いかかる(「ガォー!」と言って中央にカードを投げ捨てる)
これで、逃げ切れなかったり間違ったことをやってしまったプレイヤーは失点してしまうというもの。
自分がカードがなんなのかはちょっと考えればわかるのですが、瞬時の判断が必要なためしばしば間違いが起こるのが面白い。(自分が狼だと思った羊が「ガオー!」しちゃうとか)
また、嘘じゃなければ他人に告げ口してもいいというルールのおかげでカオス度が増しています。
どちらかと言うとゲーム慣れしてない層に向いてるかなと思ったのですが、
ゲーマーばっかり凝り固めた面子でも高く評価されていたのが少々意外でした。
このゲームを作った
『卓上の貴族』さんは、あの
『チルノ見参』シリーズを開発しているウェレイ氏が所属しているサークル。
その為ピースフルも以前から気にはなっていたので入手できたのも高評価だったのもうれしいですね。
『ヒットマンガ』即興カルタ。
いかにも日本の漫画っぽい絵が描かれたカルタがあり、読み手は吹き出しのセリフをその場で考えて、
取り手はそれを聞いて正しい絵を推測し取っていくゲーム。

勝ち負けより盛り上がりを重視するタイプで、「臨場感を込めて喋る」と言うルールがあるのも勢いを増す一助になっています。
分かり易すぎるセリフを言う事にデメリットが無いのですが、多少ひねった事を言う方が盛り上がると思いますw
「なんでそれが分かるんだ!?」となった時が一番面白いので。
『キャット&チョコレート』即興脱出ゲーム。
以前プレイしたことのある『テキサスゾンビ―ズ』の元ネタであり、
システムやプレイ感もほぼ同じでした。

↑見た感じもほとんど同じ。
コレ系のゲームは聞き手がどう評価するのか、が全てだと思いますね。
個人的には無理めな手札で頑張ったら判定を緩くするとか、全員でストーリー的な物を積み上げていく様なプレイングをすると面白いのかなと思います。
ちなみに派生形も複数あるようですが、「ビジネス編」はやりたくねえなあ…
と思ったんですが、今サンプルを見てるとなんか楽しそうですねw
<おまけ>
唐突に、久しぶりのリボルテック骸骨剣士。